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2011年2月26日 (土)

いざ!セントレア

Imagescao4bwlk 先日、両親と中部国際空港(セントレア)に行った。

開港してはや5年。開港当初から父と母が一度行ってみたいと、ひな鳥のように口を開けて待ち続け、ようやく念願のセントレアに行くことに。

飛行機なんてもう30年以上乗っていない父と母。母に至っては、飛行機酔いが激しいため、もう生涯搭乗することはないだろう。

そんな二人が空港に行ってみたかったワケ…

父は古い人間の割に、とにかく目新しい建築物オタク。そしてカメラオタク。洗練された建築物を見ては「すばらしいなー。」と口を開いて、その建物を写真に収める。そう、今回も新しい空港の写真を撮りたかっただけ。

母は、空港のレストランの広告でエビやカニを見て以来、一度それを食べてみたいと来る年も来る年も、口を開いて待っていた。

ただの目新しいもの好きと、ただの食いしん坊。

二人ともどこかへ飛んで行くワケでもないのに、目的だけは一丁前。そしてその目的もなんだかズレてる。別にわざわざ空港に行かなくても…と、陰ながら思いつつ付いて行った。

空港に行く日の朝、下呂の実家では前日からの降雪でどっさり雪が積もった。父と母は朝5時に起きて、まずは雪かき。何せとんでもない片田舎なので、まずこの雪を除けてからじゃないと出発できない。

私は余裕しゃくしゃくで雪かきは手伝わず、目の前に出てきた朝食をありがたく頂き、一仕事終えた両親といざ出発!

電車の遅れなどもあり、片道3時間半。空港に近付くと、車窓から開けた海や空が見渡せる。何せ山生まれ山育ちの両親は、海と大きな青い空に釘付け。その向かいで眠る私。

空港に降り立つと、右も左も分からない田舎者。どうやら右に行けばいいらしい…と、大きなキャリーバッグを持った人たちに着いて行き、ようやく到着。

改札をでると、白い壁、高い天井、天窓からは日差しがたっぷり注がれ、先進的な空間に舞い上がる二人。

生まれて初めての動く歩道に大喜び。大した荷物も持ってないのに、「こりゃぁ、楽でいい。」と、空港に介護されてる。でも、歩いた方が早いよ。

そして、まず一目散に向かったのは滑走路を見渡せるスカイデッキ。Dsc03580 Dsc03586_r 広がる青空。

Dsc03589_r 撮る父。

3人とも大興奮でバラバラに走り出す。父と私はカメラを構え、レンズを覗きこむ。母は100円のコイン式双眼鏡を覗きこむ。母は「なんや、よう分からん。」とか言って、100円分使い切らず、結局肉眼で景色を眺めた。

スカイデッキに広がる青い空、広大な海。間近で見える、迫力の飛行機。

しかしあいにくの強風で、カメラを構えるのもやっと。スカイデッキの先端に近づくころには、立っているのもやっとくらいの強風で、自動的に涙と鼻水とよだれ、水という水が出た。カツラをお召しになっている人は決して出られない。

そして、母は滑走路を走る飛行機を見て「ちょっと、おたみ、見てみ!飛行機が飛んでいくに。」と、わざわざ常識を教えてくれた。スカイデッキを右往左往して離陸する飛行機を何度も追いかける母。

父も、この強風の中、デッキの柵から身を乗り出してベストショットを狙う。もはや私と母の存在など見えていないご様子。そんなに乗り物好きだったかなー、この人。

いきなり強風で疲れ切った3人。髪もボーボーに乱れて、屋内に戻って来た。

そして、お次は母のお目当て”海老”。いったいどんな広告を見ていたのかも分からないので、とりあえずエビ料理が食べられる店を探す。

「あれでもない、これでもない。」と散々店を周り、やっぱり無難でおいしい中華に。P1090282 父と母の大好物、五目あんかけそば。

おそらく母が広告で見ていた海老とは、伊勢海老や車えびがおっしゃれーなお皿に、豪華に盛り付けられているものだろうけど、芝海老くらいで満足の様子。中華はやっぱり安くて華やかに見えるから、こんな田舎者を贅沢な気分にだますにはちょうどいい。

料理長が大きなエビを入れてくれたところで、大満足の母。

食事が終わると、父はまた、あの恐怖のスカイデッキに挑みに行った。雪かき→長旅→強風→休憩→強風。すごい体力だ。まるで、戦場カメラマン。

私と母も土産コーナーを徘徊し、そんなこんな遊んでいるうちに、父からの電話に出られず、また父に電話をかけなおしても圏外。迷子になった父。

しかし、なんとか電話がつながり、迷子のお子様の呼び出しもかからず、合流。叱る母。言い分を主張する父。譲らない両者。わざわざ空港にまで来てケンカしなくてもいいと思いますよ。スカイデッキで見たあの大きな空と海のように、広い心で労わりなさい。

そんな猿と熊の一悶着もありましたが、普段の生活には馴染みのない空間に二匹とも大喜び。余すことなく堪能した。

電車もバスもない片田舎で暮らす父と母。私たち子供も巣を離れ、若い力を借りることもできない日々の生活。

つかの間の夢飛行。

何も力になれないけれど、時にはこうして一緒に都会に出て、刺激を受けることもまた、日々の生活の糧。田舎に帰ればまた雪かき。

「次は浅草!!」

と、朝から雪かきをしたことも忘れ、元気に山へ帰って行った。

めでたしめでたし。

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2011年2月19日 (土)

カッコーコケコッコー

Dsc03517_r 2月13日、吉日。高校の友人カッコーの結婚披露パーティーへ。

「結婚式なんてしたい?恥ずかしくない?あんなの。」

と、アンチ結婚式派だったカッコー。

コイツとめでたい席は無縁だと思っていたので、おそらくカッコーは結婚すらしねーんじゃねーか、泣く子はいねーか…と思っていたけど、なんやかんやそれはそれは素敵な旦那様が見つかったらしく、めでたくめでたい席を設ける運びとなった。

カッコーは高校に入学して、最初の友達。カッコーとあけーこさんと私、たまたま3人出席番号が隣だったので仲良くなった。高校時代はテニス部で真っ黒。まっくろくろすけよりも黒かったので、日没の頃には蛍光タスキでもしないとどこにいるのか分からなかったくらい。本当に黒くて元気のいい親友。

そんな真っ黒だったカッコーもいよいよ純白の花嫁。結婚パーティーは懐かしの岐阜市にて。

いつもなら岐阜方面で用事があるときは必ずカッコーの家に泊っていたので今回も、

「どっか泊っていくならホテル予約するよ。」

と、カッコーから連絡があった時は、思わず「いいよいいよ、カッコーの家に泊るから」と言いそうになったけど、さすがに結婚式当日に本人の家に泊るワケにもいかず。

今回は朝から名古屋に出て、横浜から駆けつけたあけーこさんと待ち合わせて、お祝いにお花を買って、まるで赤ずきんちゃんのように狼に会いに行って参りました。

パーティー会場に着くと、カッコーのテニス部の友人、エリック、アイーダ、キテレツ君も来ていて、主役のことなんてすっかり忘れて同窓会スタート!

とさっそく主役登場前から目の前に出されたものを食べているエリックとアイーダ。元は取って帰るタイプ。さすが主婦!と関心してみたけど、昔から元だけはちゃっかり取って帰るタイプ。変わってない。

しかし、隣のキテレツ君の元気がない。実はキテレツ君、当日いきなり花嫁の母から預かった手紙を読むよう命じられ、気が気じゃない。いつもの元が取れない。花嫁へのサプライズなのに、手紙を読むことになってしまった本人が一番サプライズ。

そんなワケで同窓会が盛り上がっている中、何やら誰か登場してくるみたいだね…

と、忘れかけておりましたが、主役のカッコーの登場。

どんな神妙な面持ちで厳かにご登場かと思いきや、開いた扉から『ジャン!!』とか言って、花束片手に出てきた。どんなコントだよ!と緊張のカケラもない花嫁。旦那様の存在が遠く薄ーくみえる。

そしてどこの席に挨拶に行っても、だいたい「きれい~オメデトー!」と、言われるところだが、どこの席に言っても花嫁が一番喋り倒し、出席した友人からは、

「背中、引っ掻いたの?」

と、寒かったのか、せっかくざっくり背中の開いた素敵なドレスを身にまとっているのに、後ろを向くと、ボリボリと引っ掻き傷をあつらえてきた。

引っ掻き花嫁からもやはりあたしたちの席は、「ちょっとそこがっつき過ぎー!」と、まさに花より団子。

宴も酣ではございますが、ビンゴスタート。皆、リーチまでは行くものの、なかなかビンゴにたどり着かない。

周りの人は、やれミニヒーターだ、やれミニ加湿機だ、やれナノイオンだ…と、ほとんどの景品がミニ家電。そんな中、あけーこさんがシレっと飛騨牛ステーキ肉をゲット、キテレツ君はミニヒーターをゲット。

よし、よくやったあけーこ!と飛騨牛獲得を喜ぶ下々。残る3人で「どうにか七輪を当てて、ここで食べよう!」とビンゴに奮闘するも、残念ながら七輪は当たらず。ビンゴで飛騨牛ステーキ晩餐会の夢は砕け散った。大きい夢を見過ぎた。

そしてパーティーはとにかく喋って食べて過ぎてゆき、キテレツ君もなんとか無事、花嫁の母からの手紙を読み上げた。保母さんという夢に向かって一気に駆けて行った娘を思う母の誇り、家族への優しさがたっぷり伝わってくる温かいお手紙。

皆、泣いてたね。柱のように大きいカッコーも泣いてたね。鬼の目にも涙。

そう、本当にカッコーはデカかった。とっても綺麗だけどデカかった。自分で「ミッツマングローブじゃないよ!」とか、オチをつけてしまうほどデカかった。そして旦那様もまたデカかった。カメラマンも引き気味で撮ってたもんね。ウルトラマン夫婦現る。

そして旦那様の挨拶。ただでさえあがり症っぽいのに、カンペを忘れて、一世一代の大舞台でアドリブ。

彼女と出会って、自分が一社会人として変わることができたことを涙ながらに語った。保母さんのカッコーが働く姿は、私たちにも働く力を与えてくれるくらいエネルギッシュで、逞しい。いつもキラキラしている彼女を見ていると、何か自分ももっと頑張らなきゃ…と感じさせてくれる。

旦那様もまた、輝いている彼女をみて感化されたのだろう。

本当によく喋るビッグ花嫁カッコー。

彼女がそこにいるだけで、いつも皆が笑顔になり、パッと花が咲いたように明るくなる。背丈こそ大きいが、その底抜けに明るい笑顔はヒマワリのよう。そんな誰からも愛されるカッコー。綺麗になったね。大きくなったね。(元からか。)白くなったね。カッコーと友達でいられること、ちょっぴり自満です。

そして、とっても素敵な優しい旦那様に巡り合えたカッコーは、本当に幸せそうで、たっくさんの人が幸せな気分に浸った一日でした。

キラキラ光るカッコー、末永くお幸せに☆

Photo デカ!!

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