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2011年1月15日 (土)

神戸ぶらり旅

先日、結婚3年目を迎えた私たち。

ここはちょいとリゾートにでも行って、のんびーり羽を伸ばして、高級ディナーでも楽しんでハワイアン気分を満喫したいなぁ…

と妄想はタダですので、妄想だけたっぷり楽しみましたが、現実に戻ればあいにくの金欠。そうそう大した遠出は出来ません。

今年は、昨年の超おんぼろ宿に泊って無一文の命からがら天橋立旅行の教訓を踏まえて、安く楽しく安心な旅を計画。

  1. 地方へ出かけると、コンビニや郵便局すらなくお金が下せなくて困るので、都市銀行とコンビニがある街へ出かけること。
  2. 宿は民宿とかケチらず、普通のホテルを予約して、温かい布団で寝ること。
  3. 有料特急や新幹線を利用すると宿代や食事代をケチることになるので、近場でリッチに楽しめること。

これらの反省点を踏まえた結果、

そうだ!神戸行こうべ!

んだんだ。阪急電車で1時間、片道510円、一泊二日の激安、激近ぶらり旅。

というわけで、今年は神戸に決定。しかし、寒いのであんまり早く行って街をぶらぶらしても体が凍る。のんびり家で準備をして紛失したお年玉を大騒ぎで探して、昼ごはん食べて、ぼちぼち行きますか?と出発したのは午後二時。

阪急三宮駅に降り立ち、とくに目的も無くぶらぶら。お茶をしたり雑貨屋さんへ入ったり…何せ近いし、いつでも来ることができるので、ここぞとばかりの想い出づくりをしない私たち。一応結婚記念日旅行だけど、そんな甘い雰囲気もない。

そして気づけばすっかり日も暮れて、神戸の街は横浜のように街の灯りがとてもキレイね、ブルーライト神戸に様変わり。

ここは一つ、ポートタワーにでも上って何万ドルの夜景でも眺めてみよう。Dsc03030 20110115_2 20110115_3 20110115_14 間違ってスカートでも履いてきたら神戸市民にパンちらサービスするところだったぜー。

て、誰も期待してないけど。ポートタワーから神戸市内を一望。展望台の天井に埋め込まれた電飾が窓に映って、天の川のように見える。しかし時折、天井の非常出口信号が映ってしまい、「天の川を矢印方向に駆ける非常出口くん」みたいな画が撮れるところが残念。

そしていよいよホテルへ。今回ご用意致しましたのは、神戸の港にポツリと佇み、神戸港に浮か煌びやかな夜景一望できる、『神戸メリケンパークオリエンタルホテル』。20110115_10 3階ロビーでの受付ということで、外階段を上ってたどり着くと、実は別の場所に地上から直接ロビー階に繋がるお客様用エスカレーターが…。いきなり入館ルートを間違え、清掃員くらいしか通らない、裏ルートでホテルイン。いいんです、いいんです。下々はエスカレーターなんて便利な乗り物知りませんから。

ホテルの中は、豪華なシャンデリア、ロビーの中央には噴水が流れ、噴水は高い天井から伸びる白いベールに覆われ、キラキラのイルミネーション、それらを囲むようにリゾートムードたっぷりのヤシの木が飾られている。20110115_6_2 20110115_9 それはそれは加藤茶が「ちょっとだけよ♪」とコントにでも出てきそうな雰囲気。ロビーはふかふかのソファーがゆったりと並び、落ち着いた雰囲気。 皆、大きな旅行バッグやトランクケースを持って、優雅にチェックイン。20110115_1_2 私たちの荷物はこのズタ袋一個。いくら近場で一泊だからって、二人分のパンツを入れただけのズタ袋で来てしまった。一泊旅行にかまけて靴下さえ代えを持ってこなかった私たち。 隣町の銭湯にでも来たかのような場違い。

そんな場違いなので、チェックインも「ご予約のお名前が見当たりませんが、どこか民宿とお間違えでは?」と危うく断られるかと思ったが、ホテルマンは大変お心広い方で、予約していたスタンダードの部屋から、1000円アップでワンランク上の夜景の綺麗な部屋を勧めてくれた。

こんなズタ袋族にも綺麗なお部屋を勧めてくれてありがとう。お言葉に甘えて、グレードアップ。お布団も上質になる。

そして、ホテルマンの案内でお部屋へ。ここはさすがにズタ袋族に見合った「実習生」が案内役。下々には支配人どころか正社員のホテルマンすら出てきません。実習生で十分。

「お荷物お持ちしましょうか?」とこんな銭湯行きみたいな客にまで、優しく声をかけてくれたが、さすがにパンツしか入っていないズタ袋一つ持たせるのも忍びない。「いや、軽いんで…」と断り、自分でひっさげてお部屋へ。

部屋に入ると、ふかふかのベット、ゆったりとした座イスとテーブル。窓を開けると、リゾートスタイルの椅子とテーブルが置かれたバルコニー。そして、海の向こうに広がる夜景色。20110115_4 ズタ袋一つでこんな素敵なお部屋に泊れるなんて、昨年のおんぼろ宿とは天と地。

そして、夕食は街に繰り出し、超人気店の高級中華を。P1090158 ここでもまた、銭湯行きの客を快くもてなしてくれた。北京ダックやフカヒレ、神戸牛を食べてまるで金を持っているかのように勘違いしている私たち。実を申しますと、万馬券が当たったからです。

お腹いっぱいでホテルに戻り、素敵な夜景を眺めながらそれはそれはリッチな一夜となりました。

朝、窓を開けると前夜の夜景は一変。雲ひとつなくひろがる青空。20110115_5 絶好の写真日和。爽快。

バルコニーへ出て、海や山、空を眺めてはシャッターを切る洛西口氏。私は中でチェックアウトの準備をしていると、「ちょっと見て見てー!」と大はしゃぎで戻って来た。

どんな絶景が撮れたのかと思いきや、20110115 バルコニーのテーブルにゴミ箱を積み上げ、カメラを置き、セルフタイマーでバルコニーでくつろぐ自分の姿を撮影。まるでリゾートにいるかのような余裕の笑み。

おー寒。せっかくリッチなホテルに泊まったんだから、もっと綺麗な景色を納めて欲しい。カメラのレンズに失礼極まりない。せっかくの思い出が…

そんなバカ一人とズタ袋をひっさげてホテルを後にした。

そしてすっきりと晴れた空の下、カメラ片手に神戸の街並みを散策。20110115_11 20110115_12

20110115_15 阪神・淡路大震災から16年。

死者:6,434名 行方不明者:3名 負傷者:43,792名

かつて大きな傷を負ったこの街は、暖かなあかりが灯り、たくさんの買い物客や観光客で賑わい、そんな辛い過去が無かったかのよう。エネルギーに満ち溢れ、スタイリッシュな街並みへと生まれ変わった。

どうか、この夜景が永久に輝きますように。

と、壮大な祈りを捧げつつ、再び片道510円、阪急電車に揺られ爆睡で帰路に着いた。

こうして本年も何とか無事、結婚記念日が迎えられました。今年は大きな金銭トラブルに見舞われることなく、銭湯気分で神戸の豊かな街並みを満喫し、パーっと金が散った一夜となりました。

家に戻ればまた現実。来年もまた、夫婦でこうしてささやかにお祝い出来るよう、仕事も家事も頑張るとしますか。

平和な日常に、日々感謝。

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