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2007年8月25日 (土)

台風旅行

皆様、先日の超大型台風4号の際はご無事でしたでしょうか。最近はまた台風5号ウサギが飛び回って蒸し暑さだけを振りまいてくれましたね。

そんな台風4号が嵐をもたらした7月、あたくしは三重県伊勢市に行って参りました。台風が来ると知っていながらも、ホテルの予約を取ってしまっていたので、電車が止まらない限りは雨天で結構、大決行。

ということで、のらりくらりとたどり着いた三重県伊勢市。降水確率100%のどしゃぶり。それでも来てしまったワケですから遊ばんと損損。駅前のバス停に行くまでにすでにびしょぬれ。CANバスという伊勢の観光名所を回る路線バスで、伊勢神宮近くのおはらい町に到着。

P1000478 まずは腹が減っては戦も観光もできませんので、腹ごしらえ。伊勢=エビ。魚界きってのエビ好きなあたくしはこれしか伊勢と言われたらこれしか思い浮かびません。おはらい町の名前もそのもの「海老丸」で海老天丼と店の名物で蟹のおててが鋭利に飛び出した漁師汁を胃袋に確保。海老好きにも関わらず目の前に出てきた車えびを伊勢えびと思い込んで食べたので、そりゃぁ格別うまかったさ。

台風はいよいよ近づいてきて雨がやむ気配もないおはらい町から歩いて伊勢神宮へ。旅行本を見てきた私はとにかく広くてきれいな宮内を想像と期待を胸に到着。私が一番楽しみにしてきたのは入り口の五十鈴川に架かる宇治橋。木造の太い柱の下を清らかな水がきらきらと流れ、小鳥のさえずりとともに緑ささやく森林の間から聞こえる五十鈴川のせせらぎ…

P1000496 ワケもなくこの濁流。流木も名の通りごろごろ流れ、風情のかけらもない。恐るべし台風4号。マイナスイオンどころじゃないこの氾濫。この橋にいるだけでも流されそう。とにかく濁流のすごさに圧倒されていざ宮内へ。

宮内は雨と言えども完璧な手入れの行き届いた庭や石畳。雨のおかげでちょっとマイナスイオンが多すぎるが、真っ青な草木に囲まれ、きれいな空気をたっぷり味わった。

雨脚はさらに強まる一方。伊勢駅前にある伊勢神宮外宮も行くつもりだったが靴の奥の奥までびしょぬれになったのでこの辺でギブアップ!!カンカンカ~ン!!!!!!!駅の裏にある避難所、いやホテルに転がりこんだ。

もう何から脱いだらいいのか、どこから拭いたらいいのかワケワカメなくらいびしょぬれ。とにかく浴衣に着替えてホテルのコインランドリーへ。べたべたになったジーパンを乾燥機に投げ入れコイン投入。ふと気づく。いまここにいるのは私とこの台風旅行を同行してきた洛西口氏だけ。隣の乾燥機も空いている。このナイスタイミングを狙って私たちはびしょぬれになったスニーカーも乾燥機に入れてみることに。隣の水道で土を洗い流しスニーカー投げ入れコイン投入。この瞬間、乾燥機は投入したスニーカーに内側からボコボコ蹴られ、左右に揺れながら回りだした。血の気が引けていく。一気に罪悪感に見舞われた。乾燥機の小窓にはスニーカーの裏のゴム跡が付いていく。居たたまれない。どうかここには来ないで下さい。支配人様、高島政伸様。”申し訳ございません”と頭を下げるのはこの私でございます。誰も来ないうちに30分の乾燥が終わることを切に祈り続け、ようやく人生で一番長い30分が終わった。長い人生より長かった30分。もうこんなことは致しますまい。お疲れ。乾燥機。命がけの30分の成果は水がお湯になってふっくらジューシーに蒸しあがった。

懲りない私たちは蒸しあがったスニーカーはいてもう一度外へ。夕食はホテルから徒歩3分の居酒屋へ。徒歩3分なのに台風が更に近づいているので、前に進むのも一苦労。居酒屋で伊勢えび雑炊食べてくつろいでるうちに更に台風は接近し、帰るころには外出不可能な嵐に。。。タクシーを呼んでもらい、ホテル横のコンビニでおりた。コンビニで買い物をして、隣のホテルに帰ろうと傘を差して歩き出す。ものすごい向かい風。あまりの風の強さに私はよだれが何滴も飛んでいった。風で口が閉じない。洛西口氏は閉じた傘が逆に踏ん反り開いて傘の骨がパキパキ飛んでいった。それを見た私は負けじとよだれが飛んでいく。

もう今宵は外には出ますまい。硬く心に誓い、ようやくホテルに落ち着いた。その夜、台風は雨音で目を覚ますほどの嵐で過ぎ去っていった。

翌日は台風の熱気こそ残っていたが嵐なんて嘘のように吹っ飛んでいた。二日目は鳥羽へ。鳥羽ではまたも伊勢えびで腹ごしらえをして小学生以来の鳥羽水族館へ。

たぶん鳥羽一郎もご満悦したに違いない鳥羽水族館。小学生の頃、とにかく広い水族館で、なんといってもジュゴンの大きさにただひたすらに圧倒されたことを鮮明に覚えている。

記憶もうっすら、久々の鳥羽水族館。真っ青な水槽ですいすい泳ぐ魚たち。台風も過ぎれば祭りのあと。色鮮やかなクマノミ、クラゲ、日向に寝そべるゴマちゃん、生きた化石、カブトガニ、背中にコバンザメを乗っけて泳ぐカメ…実に優雅。昨日の荒れ狂った五十鈴川に見せてやりたい。

P1000612_2 P1000596 そして、興味深々だったのはバナナに群がるスッポン、にんじんに食いつくマナティ。人間も動物も食欲は一緒。スッポンもマナティも庶民的。久々にご対面したジュゴンは、私たちが見ている間、終止糞をもらして泳いでくれた。人魚とは何ぞや。

とまぁ、アメニモマケズ、カゼニモマケズ宮沢賢治のように二日間みっちり遊んできたワケです。台風さえ来なけりゃもっと遊べたのに…と悔いは残りますが、伊勢ってこんなに雨降っても楽しいのね。雨降り過ぎだけど、雨降って地固まるってこういうこと?グルメも観光も盛り沢山で満足満腹な旅となりました。

今年は長雨の後に猛暑と、いやぁな天気となっていますが、皆様も体と農作物には十分気をつけてお過ごしくださいませ。

残暑見舞い申し上げました。長くてゴメンネ。。。

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